老後の居住地

想うこと

とあるユーチューブの投稿にて、海外に永住している人の日本永住帰国の話で盛り上がっていた。特にアメリカ在住の人たちはインフレ、物価や家、家賃の高騰はもちろんだが、桁違いの高額医療費制度に老後はやっていけないというのが、日本への永住帰国へと駆り立てる理由のようだ。

それだけではない、彼らの不安材料は山ほどあるらしく、ひいては年をとると母国語、つまり日本語しか話せなくなるので、現地の老人ホームでは生きていけない、、みたいなイミフなことまで言い出す人がいるから面白い。

年をとると母国語しか話せない?その情報はどこからなのか?その視聴者からの情報はどうやら、”私の知人がこういうことを言っていた”とか、”老後施設でボランティアをしていた時にそういう人がいた”っという程度なのだ。

確かにそういう人もいるだろうが、皆がみんな、年をとると母国語しか話せなくなるというのには科学的根拠もないし、それに認知症になったら母国語だろうが現地語だろうが、関係ない気もする。そんなことを不安に思い、日本の老人ホームに入るために永住帰国をするんだろうか?

まあ、これをディスって面白がってばかりはいられない。確かに老後は切実な問題だ。私も老後の二文字にすでに片足をつっ込みつつある年齢だし、離婚をしてシングルのままだし、一人娘はまだ二十歳未満だし、金持ちではないし、、、っと明らかに老後を心配しなくてはならないグループの人間なのだ。

だが、日本へ永住帰国でもするか〜っという気はない。年を取ってくると、ますます日本人化する自分に気付くブログを第一話に書いた。それはその通りなのだ。しかしだからと言って日本で暮らそうとは思っていない。

日本に住むと美味しいものが食べられる。物価が安くて、医療費など、たとへ全額自己負担でも桁違いに安い。おまけに老人ホームで日本語が話せるのだ!

しかし考えただけでも、次のような壁にぶち当たる。日本に帰って賃貸物件を借りられるのだろうか?借りれなければ、ローンなしで家を買うことになる。買うことはできても、私が死んだあと、もし家が売れなければ誰かが固定資産税を払わなければならない。

私は3人姉妹の末っ子なので、年順に死んでいくなら私が最後まで生き残る。私の娘は日本で暮らすことはないだろうし、だからといって6人いる甥や姪に始末をさせるのは可愛そうだ。

また、老後はとかく病気になりがちであろう。日本では入院するのに保証人がいるらしい。娘は契約書が読めるほどの日本語能力はないし、たとへバイリンガルであっても病院側は海外とやり取りするのを面倒くさく思いはしないだろうか?

姪や甥には負担をかけたくない。ならば保証会社に頼むことになるのであろうが、思うからに面倒くさい手続きがありそうだ。病院どころか老人ホームに入るのだって色々手続きが面倒に違いない。

長い間、日本を離れているとやっぱりどこかに歪が出そうだ。考え方にも違いがでてくるにちがいない。海外に住み始めたときは、何もかもが新鮮で毎日が楽しいが、数年経つとその新鮮さはどこかにいってしまう。これと同じで、日本に帰った数年は、逆カルチャーショックで楽しい思いをするだろうがその後はどうだろう? やっぱり日本は住みづらい、なんて思うに至らないのか?

もちろん人それぞれだし、その人の経済状況や家族、親戚関係、友人の有無でもちがってくる。なのであくまで私の場合はっということになるのだが、日本への永住帰国をする理由が見つからない。

幸いにもオーストラリアはイギリスと同様に、福祉に関しては恵まれている方だと思う。日本より医療費はかかるが、アメリカのように気が狂いそうな額ではない。年金も、文句をいえばキリはないが、世界的な水準から見たらいいほうだと思っている。確かに昨今のインフレと住居不足で、一般市民はあえいでいる人が多くなったが、日本だって同様だろう。

日本への永住帰国を否定する気はサラサラないが、先に述べたユーチューブ投稿の意見のように、木を見て森を見てない?っとふと思ったので今日は、話題に取り上げた。

くれぐれも、年をとると母国語しか話せなくなり、現地老人ホームでは意思の疎通ができなくなるとか、老人ホームで日本食を食べたいとか、そんな理由で日本の永住帰国を決定をしませんように!

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